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一年振りに「たけやん」との再会 100名山を目指して見え、大峰に白羽の矢を makotoさんと3人で、静かな山登りに
たけやんは奈良の山、初登頂。 で、こんなに凄いとは想像だにしていなかったようで、感動一入。
茅野を12時に出たたけやんと3時に自宅で合流し、 258号から桑名IC--針ICと名阪を通り、 5:10 針テラスでmakotoさんと待ち合わせ。 「今着いた」のメールを受信したのと丁度同じ時間に到着。 こんな偶然もあるもんですね。幸先よし。 空も奇麗な星空。自称「晴れ女」の威力で楽しい山になるといいな。 コンビニで食料調達し、大宇陀経由で国道169号を2台で南下。 kayoさん、お勧めで大阪在住の「夫婦でテクテク登山」さんのHPで下調べし、 伯母峰トンネルを抜けると直に右折の通り、 気をつけてはいても、追突しかけけそうな危険な場所である。 バス停の傍にトイレがあり、ここで済ます。 台風の爪跡が、落石や土砂崩れとして至る所にみられる。 標高423mをジグザクに道が走っており、歩けば1時間以上かかるようだ。 和佐又ヒュッテには4〜5台の車が停めてある。 キャンプの張れる野営地の傍はスキー場ですすきがきれいだ。 林道の終点に「見返り台地」という開けたところに出、 山岳修験の地であるようで、堂々とした碑が立っていた。 沢道コースは通行止め。 すぐに四差路のコルにつく。案内板には距離と時間が明記されている。 大普賢岳目指す右にコースをとる。 左手の谷間を見ながら、ひょっとしてあそこを歩くのかな? なんて漠然と思っていたら、その通りになった。 見た目にもかなり遠い。えらかったらピストンすりゃいいと先に進む。 前方に荒々しい岩場が。階段もある。 下を見るとかなりの高度感がある。 どうして、こんな所に鎖がといった、ちょっと過保護な場所も。 冬場には凍てるのかもしれない。 「指弾ノ窟」「朝日ノ窟」「笙ノ窟」と続く。ここには、不動明王が祀られている。 真上を見上げると、覆い被さりそうな岩場が圧巻。 最後に「鷲ノ窟」を過ぎ、岩本新道の分岐を左に見て、 ササが繁る露岩の急登を日本岳のコルへ行く。(8:15) ここから、鉄梯子、桟橋、鎖場、ロープが続く。 ストックが邪魔だ。 シャクナゲの木が多い。花の時期は見事だろう。 一息入れるのにいい、「石の鼻」でガスのかかった展望を見る。 晴れていたらさぞかしきれいだろう。 (8:45) 1640mの 小普賢に到着。若い4人組と追いつ追われつしながら進む。 結構下る。後の登りを考えると憂鬱。 やっぱ、こんな梯子が待ってました。振り返ると小普賢がかっこいい。 間もなく、大峰奥駈道(おくがけみち)に合流。 若い衆は山上ガ岳へ行くようだ。平行に進む道を右にし、 左手の上りのコースを行くと山頂に着く。 先程の三叉路で右コースは山頂を踏まないので注意。 (9:30)頂上だ。が、ガスで展望は残念。2組の男性2人組と出会う。 下った先に、右手のコースと合流。 笹のきれいな道は幻想的で気持ちがいい。 ブナ・ウラジロモミの木々の原生林が育っている。 弥ロク岳の西側を巻き、(山頂は踏まない)、通行止めのロープを左にとり東側を歩くことに。 パット見は怖そうな絶壁だが、ゆっくり歩けば問題ない。 「薩摩ころび」というのかな? やがて、苔むす巨岩が点在する稚児泊を通り、国見岳に着く。(10:45) 看板を見落とすとわからないような山頂である。 お札がいっぱい置いてある。 苔むした道を過ぎ、七曜岳目指す。 木の桟橋を通り、鎖で岩場をよじ登ると山頂である。(11:10) ここでも、何組かのグループと出会う。 狭いが展望が良さそうなので、ここでランチタイム。 モズク雑炊で、腹ごしらえ。 ガスの晴れ間にこれまで登ってきた山並みが。 10日ほど前だと紅葉がきれいそうだ。 晴れるとさぞかし展望がいいだろうが、先があるので出発。 (12:05) ここから10分も歩くと、無双洞への分岐。 急な下りが続く。木の階段は滑りやすくて怖い。 尾根の急斜面を駆け下り、途中谷に向かってジグザグに降りる。(13:10) 沢の音と共に、視界に一筋の沢が。 それを越すと、「水蓮の滝」が見える。 左岸に渡って、水太林道の分岐に。 どん底まで降りちゃった。これから登りが待っている。 でも、目の前の紅葉が安らぎを与えてくれる。 美人二人を置いて、先を進むmakotoさん。 余力があり、木の根っこと格闘。 綱引きの軍配は? こんな岩がごろごろしている。 石に感心のあるたけやんは、もう夢中。 なんて、不思議なんだろう?なんていう石?と探究心旺盛。 この辺りから、晴れてきて、青空がまぶしい。 朝出あったご夫婦に手を振るmakotoさん。が、声が流れるのか、反応なし。 日本岳の岩場が傍に見える。落ち葉がきれいで、とっても静か。 あ〜、来てよかった。 幸せな気持ちになる。 鎖とアングルの登り。整備されていて登りやすい。 (14:10) 底無井戸。興味をそそる名前。 こんな穴が空いている。確かめたくなり、石を落下。 底までかなりの時間がかかったが、ドボンと音。でも、ここに落ちたら白骨化か。 こんな景色はどんなに見ていても飽きない。 ホ ッ ・ ・ まだ、先があるが、なだらかな道になる。 15:20 井戸から1:10.やっと和佐又のコルに着く。 朝の若い4人組がベンチで休んでいた。 まだ、余力があり、和佐又山へ。 でも、登りはやっぱ苦手。フーフーいいながらやっと20分で山頂。 明日、登る八経ガ岳の姿が。明日もいいお天気になりそうだ。 違う道を下り、16:00 ヒュッテに到着。 ランチタイムを除けると、8時間の歩きでした。 明日の登山口を確認し、上北山の道の駅近くの食堂でとんかつ定食を食べ、 傍の温泉「薬師湯」で疲れをとりました。 夜はエコノミー症候群回避、熊遭遇回避で この駐車場でワンタッチテントを張り、横になる。(10時) 翌朝の3時半まで、目覚めることなく、ぐっすり眠りました。 2日目に続く
のんびりした山で、時間を慌てることなく、 堪能しました。 以前、笠が岳登山で笠新道登山口でニアミスした隊長さんのレポを 帰ってから読み直しました。たいへん参考になりました。